まい ふぉと ぶろぐ

主に富士山、風景、身近な花などの写真ブログです。

ある同級生の死 

今日から秋の彼岸だ。

彼岸を待つようにあちこちでヒガンバナが咲き始めた。



何日か前に小学校の同級生だったSちゃんが亡くなったという知らせがあった。

Sちゃんとは家が近かった。



小さなころは時々遊んだ記憶がある。

大人になっても行き会うと、話はした。


Sちゃんは子供のころから、背が小さかった。

大人になっても相変わらず背が小さかった。

それほど伸びなかった。

140cmくらいだったかもしれない。

あるいは140cmなかったかもしれない。



そんなSちゃんも、結婚適齢期くらいに、お見合いで結婚したようだ。

そのうち、妊娠した。


町の産婦人科に行ったら、

「あなたは体が小さくて、妊娠を続けるのは無理だ」と医師に言われたそうだ。

これはSちゃんに行き会ったとき、私がじかに聞いた話だ。


その後、ほかの産婦人科に行ったら、

「産んでも大丈夫と言われた」と、また行き会ったときにうれしそうに私に話してくれた。


その時は、前の産婦人科の先生のことを悪く言っていた。



それからだいぶ経ってSちゃんに会った。

たしか妊娠6か月くらいで腎盂炎?と言っていたと思うが、すごい熱がでて、子供を流産したと言っていたと思う。

その時に両耳が聞こえなくなったのだという。

Sちゃんはわたしに一方的に話すが、私の言う言葉は全く聞こえないそうだ。



その後、また妊娠したりしたらしい。

産めないからおろしたそうだ。

これはほかの友達から聞いた。

ずいぶんひどい話だよねとその友達も言っていた。



それからがもっとひどい。

Sちゃんは子供も産めないし、耳も聞こえなくなったので、婚家から慰謝料を渡され、離婚されたそうだ。



ずいぶんひどい話ではないか。


子どもが産めなくなり、そのせいで耳が聞こえなくなったから離婚だそうだ。

誰が聞いてもひどい話だと思う。

相手も、相手の家族も、Sちゃんが体が小さかったのはわかって結婚しているはずだ。



もう40年以上前の事だけれど、今では通らない話だろう。


その後Sちゃんは一時実家に帰ってきていたが、誰かいい人が見つかりしばらく一緒に暮らしていたらしい。




何年か経って、Sちゃんはまた実家に戻ってきた。

私は詳しいことは分からないが、彼とは事情があり、別れたようだ。



実家に来てからのSちゃんは、ほとんど障害者だった。

耳だけではなく、目もあまり見えなくなっていたらしい。




それでも元気なうちはデイサービスなどに行っていたようだった。

そうして何年か経った。



何日か前のある日、

Sちゃんが亡くなったという知らせを兄嫁さんから聞いた。

亡くなる何か月かは施設に入っていたそうだが、それまでは実家の兄嫁さんが面倒を見ていたようだ。

兄嫁さんも大変だっただろうなと思う。



Sちゃんが施設から家に帰ってきたという知らせを聞いたので、知り合いと一緒にお悔やみに行ってきた。


Sちゃんの顔を見て、人生いろいろだなぁとしみじみ思う。

人の一生、生きていくうちには実にいろいろなことがある。



Sちゃんと子供のころ、一緒に遊んだことを思い出した。



Sちゃんもお彼岸と一緒にあっちの世界に行ったのだなと思った。


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